50 Years of My GOOD DESIGN AWARDSその2

私の50年のプロダクトワークの中のGマーク受賞46点特集の1が結構好評で安心しました。実は単なる自慢話になってはいないかと心配していました。コレ使っている、「アレはあんたのデザインやったんか、」という声も頂きました。ありがとうございます。

私の母校の大阪府立工芸(旧大阪市立工芸)OBの有志が2013年から6つのデザイン科を横断して卒業年度に関係なくお祭り感覚で作品展を開催していて今年はその10回目でOB仲間の中西州さんと中尾晋也さんのお誘いもあって、私もデザイナー歴50の記念に出させて頂く事になりました。前回と今回はそのお知らせです。まずは50 Years of My GOOD DESIGN AWARDSその1をどうぞ。

プロダクトデザイン界には毎年開催される日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」があります。私はずっとフリーランス(企業内デザイナーではなく外部デザイナー)でやってきて色んな製品デザインをしてきたので「グッドデザイン賞」にエントリーするチャンスに恵まれてきました。

という事で展示タイトルは「50 Years of My GOOD DESIGN AWARDS」です。50年で46点受賞ですがこれは全て私がデザイナーとしてプロデューサーとして直接関わったものだけを選択しています。
一覧表は下の1972年から始まります。

ここまでは前回とほぼ一緒です。
その2は1989年からです。
高さ70cmの庭園灯です。当時エクステリアのベストセラーだった照明のヤマギワBEGAシリーズの上を行くほどのモダンなシリーズとして街路灯も含めてシリーズデザインを行いました。この時の松下電工の照明デザイントップの陶山さんとの仕事は楽しかったです。


National
がパーソナルな電気ストーブを「カワイイ」のテイストで考えたらどうなるを形にするという難しいテーマでした。コケティッシュはダメ、でもいわゆる硬い工業デザインはもっとダメなのでモダンデザインで可愛げのある姿で踏ん張って、頑張って温風を出すというイメージで仕上げました。

Gマーク受賞へのトライが初めてのクライアントでデザイン着手の段階からGマークを狙いに行ったデザインでした。それまで常識だったスティック状の細くて不安定なつまむグリップをやめて、刃物だから安全に「しっかり持たせる」グリップに変えた姿が新鮮でした。

イトーキの折りたたみ会議机です。初回納品は当時竣工した六本木ヒルズ上階のレセプションホールへの400本でした。美しいアルミダイカストの脚部と優しいカーブの幕板が人気で20年経った今、現在もカタログ製品です。

こちらでの紹介は以上です後は会場でご覧ください。
Gマーク受賞46点のパネル展示と一部の現物を展示します。

第10回オトナ工芸魂2022の日程と会場は
心斎橋 ギャラリー ササキ商店
9月29日(金)~10月4日(火)

ギャラリーササキ
大阪市中央区心斎橋1-6-4 佐々木ビル3F
080-3410-0156

前回2021年のオトナ工芸魂をデザウマで紹介しました。動画もあります。

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