2021年のオトナ工芸魂

オトナ工芸魂は私の母校でもうすぐ創立100周年を迎える大阪市立工芸高等学校と大阪市立第二工芸高等学校、大阪市立デザイン教育研究所の卒業生と現旧教職員による集まりの場です。不覚にも私は卒業生なのにその存在を知らずに2年前の卒業50周年の集まりの後で初めてこの展示会を見ました。

昨年2020年はコロナ禍で開催出来ず、今回の2021はコロナの第5波が収まって第6波の前の谷間の開催になりました。

オトナ工芸魂は100年近い歴史の中で卒業の年度と卒業科を越えた「タテ・ヨコ・ナナメ」の交流をうたい、経験やジャンルを問わない多彩な作品展です。懐かしい文化祭の匂いのする楽しい催しです。

場所は大阪市中央区上汐のホルベインギャラリー。丁度記録ビデオの撮影中でした。

市立工芸は金属工芸・木材工芸・図案・建築・美術・写真工芸の6つの工芸科なので展示作品は多岐に渡ります。(現在は呼び名が変わってプロダクトデザイン・インテリアデザイン・ビジュアルデザイン・建築デザイン・美術・映像デザイン)

では私の勝手なチョイスで作品を紹介します。

花菱文肩衡釜 角谷勇圭(人間国宝) 昭和36年図案科卒

青白磁山法師文壺 角谷英明 昭和39年図案科卒

カスタムナイフ allarganao 高尾美也子 平成18年美術科卒

allarganaoを私は「ゆっくりと強くなっていく」と解釈しました。

MANDALA 井本珠々子 令和02年インテリアデザイン科卒

白木スツールへの描画バランスが綺麗です。

気になる動物ぬり絵 平原正幸 昭和41年図案科卒

私が入学した年に卒業された先輩の作品です。私も頑張らねば。

ビールの虜 音地 智 建築デザイン科 平成24年卒

中の栓抜きはペンダントでコレで開けて飲んだということでしょうね。

目醒 山木昭佳 平成04年美術科卒

リスタート 樫田篤子 昭和43年図案科卒

冒頭のビデオ撮影のYouTubu動画がアップされています。

この集まりを教えて頂いた卒業生の中西 州さんと中尾晋也さんにお礼申し上げます。次回コロナが終息して2022年のオトナ工芸魂が順調に開催されたら私も何か出してみたいです。という私は昭和44年(1969年)金属工芸科卒業です。

●前回2019年のオトナ工芸魂

大阪市立工芸高等学校

大阪市阿倍野区文の里1-7-2

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