我が故郷の函館とパリと大阪をめぐるお話しです

Facebookで友達になっているパリ在住のジタルコンテンツスタジオLe Pivotのオーナーでデザイナーの畠井武雄さんという方がおられます。畠井さんは私と同じ大阪市立工芸の金属工芸科の出身です。この方のFacebookに日々揚げておられるスケッチや写真が楽しいので良く見ているのですがつい先日の書き込みにこんなのがありました。
以下黄色マーカー文字は畠井さんです。
HAKODATE Pastry – SNAFFLE’S

住所は20 Av. Ledru Rollin, 75012 Paris
Google mapで見るとこのあたり。大昔に朝早くにセーヌ川沿いのパリ第6大学からパリ植物園辺りを歩きましたがとても気持ちの良いところです。右上に大火災から修復中のノートルダム寺院があります。

オフィスの近所にできた函館カフェ「スナッフルズ」で一枚。
クレープケーキみたいなのがとても美味しい!

クレープケーキみたいなのは多分これでしょうか。
昭和歌謡が流れている、和風カフェが人気!
畠井さんの記事はここまでです。
私は函館生まれなのにHakodate Pastry – SNAFFLE’Sなる店を知りませんので調べました。
スナッフルスSnaffle’sは創業者中澤誠一氏が1992年に創業した東京新橋の洋菓子店「ペシェ・ミニョン」の姉妹店で1998年に中澤氏が故郷函館につくったカジュアルな洋菓子店。現在ではチーズオムレットが函館のお土産菓子を代表するまでに成長しています。私はこの20年に3度しか帰っていないので知りませんでした。
現社長は創業者の娘の中澤 美樹氏でシンガポール、タイ、マカオに出店したり、お土産日本一でよく知られる「白い恋人」の石屋製菓とのコラボレーションで「白い恋人ホワイトチョコレートオムレット」を販売しています。
そんなカジュアルケーキの「 スナッフルス」がなぜパリに。しかもパリ12区のニッチな場所に。確かに日本食ブームの続くパリでチーズオムレット、ショートケーキ、ミルクレープ、抹茶のケーキなどはウケるでしょうが実は意外な事情がありました。

姉妹店の「ペシェ・ミニョン」のエグゼクティブ・シェフは2018年に就任したフランス人のレダ シュヌフ Reda Chenouf

もともとパリの5つ星のインターコンチネンタル ホテルレストラン「カフェ・ドゥ・ラ・ペ」のシェフ・パティシエで、2017年に来日してその際に出会った日本人女性と恋に落ちて日本で生きることに決めたそうです。その女性が中澤家のお嬢さんだったというなんともロマンチックなお話しです。そんな事で畠井さんの事務所の近くにHAKODATE Pastry – SNAFFLE’Sが出来た訳です。ちなみにこのパリ店のシェフはレダ シュヌフの弟で、妹さんが店主だそうです。

私が小さい頃の函館土産と言えば松前漬けとイカ徳利。お菓子はトラピストのクッキーでしたが今はスナッフルスのチーズオムレットだそうです。今度帰ったら買って見ましょう。

Snaffle’s
20 Av. Ledru Rollin, 75012 Paris,
+33181696569

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