茜屋珈琲店　大阪市北区曽根崎

今日は知る人ぞ知る茜屋珈琲梅田店です。
場所は梅田地下の曽根崎でとっても分かりにくい所にあります。

だからでしょうか平日の昼過ぎですがお年を召した常連らしき客が一組。

やはり私は神戸の萩原珈琲製の茜屋ブレンドにします。

連れは昔に軽井沢の茜屋珈琲によく行っていてずっと飲んでいて大好きだというグレープジュース。ワイン醸造所が本気でつくったものと聞いています。グラスが綺麗です。

昔の茜屋珈琲店の話をしていると店の女将がこんな本を出してくれました。

私が一番よく行っていたのは今は無き心斎橋そごう横のふなこし珈琲でした。店主の船越さんと親しくなった頃に本当は茜屋という神戸の店と同じ名前にしたかったけどこの場所はそごうから借りていて、そごうにはあられやおかきの「茜屋」というテナントがあって気を使ったのだとか。
この人が私が二十歳代の頃にお会いしていた茜屋珈琲の初代オーナー船越敬四郎さん。

心斎橋のふなこし珈琲店では950円のコーヒーを出していました。1975年頃は街のコーヒーが高くても300円の時代でしたが船越さんは「私は店がガチャガチャするのが嫌いで950円やったら騒がしい客は来ないから。」と。

その代わり店で出すコーヒーカップは隣のそごう百貨店から購入するリチャードジノリ、ジャスパー・コンランウェッジウッド他の一流品でした。
この梅田店は飲み物なんでも700円。

また改めてここでコーヒーをお代わりしながら「偲ぶ茜屋珈琲店主人」をゆっくり読みに来たいと芋います。

ここまで書いて茜屋軽井沢店はジョン・レノンとオノ・ヨーコが良く足を運んでいたという話を思い出しました。