出町ふたばコロナ禍の行列

消費期限がその日中なのでなかなか全国区になれない京都の生菓子が出町にある京菓子司満月の阿闍梨餅とふたばの豆餅です。私は京都の学校で週一の先生を5年間している間にこの二つの完璧なファンになりました。

京菓子司満月の阿闍梨餅

阿闍梨餅は比叡山で修行する僧にちなみ、1857年江戸末期に創業の満月が大正期に開発しました。

ふたばの豆餅

出町ふたばの創業は1899(明治32)年に石川県加賀からこの地にやってきた初代が、故郷の生菓子を京都の地で根付かせました。創業300年とか創業1000年という京都の老舗和菓子の中で、今、京都で最もメジャーな出町ふたばの豆餅と阿闍梨餅が揃って明治以降のまだ150年程度の歴史というのが面白いです。

出町ふたばの日常風景の行列ですがコロナ禍で変化が見られます。ソーシャルディスタンスを取りながらの二列。歩道の人が通行する場所を開けて三列目が並ぶので列の最後が分かりにくいです。これで平日木曜日の午前11時。行列整理担当の従業員がいます。

一番店に近い列に進んでくると順々に彼女たちが注文を聞いてパックに詰めていきます。

お客がレジ担当の前に来るのに合わせて品物が出て来て、支払いをしてを受け取ります。

私は豆餅6つと、夏ですからくずまんじゅうを2つ買いました。

くずまんじゅうは良質の葛の半透明の厚めの冷たい皮が口の中で溶けます。中のつぶあんも上品な甘さ。

定番の豆餅です。この豆が赤えんどう豆という事は意外と知られていません。そしてこの豆は外の餅側だけに入っていて中の餡にはありません。

たまにある豆だくさんの豆餅。

割ってみると中はこし餡です。私は粒餡が好きですがこの赤えんどう豆の入った餅皮と、こし餡のバランスは大好きです。

和菓子 出町ふたば
リンク先はd:matchaマガジンで出町ふたばで並ばずに買える方法がかいてあります。この方法は私も良く使います。
京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
075-231-1658
8:30~17:30
定休火曜・第4水曜(祝日の場合は翌日)

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