米大陸横断ホンダジェット2600

久々に料理の話ではありません。ホンダ独自デザインの翼上エンジン機ホンダジェットが新型機2600を発表しました。現行機と比べ全長と全幅をそれぞれ約4割大きくし、同クラスの競合機と比べて燃費性能が約2割向上。搭乗員は現行の最大7人から11名に。窓も3つから6つに増えました。

新型機の名称は「ホンダジェット2600」(2600マイルはアメリカ大陸横断距離。)最高巡航速度は782kmから834kmへ、最大運用高度は13106mから14326mへとなり、アメリカの西海岸から東海岸までノンストップで飛行します。

現行機左と比べると二回り大きいです。

向かい合わせの4人座席が×2になりました。

ラスベガスでの発表展示会場でのホンダジェット藤野社長。

性能的にはセスナサイテーションXLSとゼネラルダイナミックス社のガルフストリームの中間で価格は圧倒的にリーズナブルという絶妙なマーケティングです。長距離フライトの時はシートをベッドのように倒して使える仕様になるとか。

偶然でしょうがこのボディ柄の真ん中に三菱のロゴが見えるようです。そう言えば13年間で一兆円もつぎ込んで、納入が遅れに遅れて頓挫してしまった三菱MRJも変に高いプライドを捨ててオールジャパンでホンダと手を組んで更に大型の翼上エンジンで省エネ高性能中型機を早く国際市場投入したら良いのにと思います。でも三菱にも経産省にもそんな度胸のある人間はいない様です。私は日本の航空機産業が飛躍する最後のチャンスと思うのですが。

カモノハシというかイルカというか、ちょっと愛嬌のある顔と藤野社長の画期的な主翼上エンジンデザインで世界中を飛び回るホンダジェットの今後が楽しみです。

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