シカゴ名物ディープディッシュピザ

突然ですがシカゴ市内です。左はTVドラマのシカゴ・PDやシカゴファイヤーでも有名なマリーナシティのトウモロコシ型ビル。ここは私も知っている場所で上はマンションで下層階は駐車場のタワーマンション。

今日はデザウマNYCつゆこ特派員リポートで、つゆこ特派員の娘のR子のシカゴ出張の話題です。

R子は生れも育ちもNYCで、理系の大学を出て3Dプリンターの会社MakerBot で研究開発をしています。

自社製品のシカゴでの見本市へのサポート出張です。

3Dプリンターの大手メーカーと言えば Stratasys / 3DSystems / Markforged /そしてR子のMakerBot社といったところでしょうか。残念ながら日本の会社はありません。

加工品のサンプル展示。

実は時代の先端技術の3Dプリンターの発明者が日本人という事はあまり知られていません。

1980年に当時名古屋市研究員だった小玉秀男さんが現在の3Dプリンターの原型となる「光造形法」を発明しました。

小玉秀男さん

小玉さんは感光性の樹脂の薄板に紫外線を当てると巨大なゴム印が出来上がり、これをを何層も重ねていけばどんな物でも作れるという原理で論文を書き、ミニチュアの家の模型をつくって名古屋の加工機器メーカーにプレゼンしましたが、まったく相手にされなかったそうです。  リンク先は日経ビジネス(発明者・小玉秀男氏が次世代に贈る言葉)

写真はファブラボ渋谷の記事から (MakerBot Replicatorシリーズの3Dプリンタを購入するとハロウィンカラーのフィラメントがついてくるキャンペーン)

小玉さんは特許は出願していたけれど次に必要な審査請求はしなかったので、後に実用化の勘どころとなる技術を3DSystems社が特許として取得して最初の実用機を作りました。

小玉さんは発明当時から2次元のコピー機と同じように、この装置は3次元のコピー機として普及すると考えていて、例えば建築士が客に説明するために設計事務所にこの装置が普通にある時代が必ず来ると思ったそうです。

MakerBot社の3Dカーボンプリンターのデモ動画です。

日本の大企業の中で生まれてくる技術には様々なサポートがありますが、ベンチャーや個人から出てきたものにはサポートがありません。日本には特許を国内外で運用して使用料を回収する技術商社的な会社が求められています。すぐには無理ならまずは経産省が率先してやるべきです。その昔に日本の自動車産業の創世記には旧通産省が産業奨励・技術開発・資金援助で裏方として大きな役割を果たしました。日本の次世代産業を育てるためにはとても必要な事と思います。

写真は軟質素材で3D出力されるリアルな臓器を模した医療実習用ウェット臓器モデル。これが出来るようになって近年の医療ドラマの手術シーンがとてもリアルになりました。

3Dプリンターは樹脂製品から金属、カーボンへと技術開発が進み、次はいよいよ実際に置き換えのできる人の血管や臓器開発に向かっていきます。

と、3Dプリンターについてはこの位で次はR子の3日間の出張の中での仲間との食事風景です。

写真はおそらくRiver Northnoの繁華街。

シカゴと言えば名物なのがディープディッシュピザです。ピザ生地の高さが3㎝以上ないとシカゴピザとは呼べないと言われます。数ある店の中では創業1971年のロゥマルティナスが有名です。

ホールケーキのようなクワトロピザ、下はモッザレラとトマトのピザ。

ビックリのボリュームです。シカゴの人はイタリアンピザを紙みたいと評します。

皿への取り分けは難しいので店の人がやってくれるそうです。

ロゥマルティナスピザ Lou Malnati’s Pizzeria

439 North Wells Street Chicago, IL 60654

(+1) 3128289800
11:00~23:00

無休

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