2012年にうちの家のすぐ近くにスターバックスができたのを紹介がてらスターバックスのロゴについて書きました。あの時スターバックスの店舗は全国に800店舗でしたがあれから10年で1300店舗を超えたそうです。
前回は2011年に今の文字なしのロゴに変わってまだ間もないない時で、違和感がありましたがあれから12年が経ってすっかり慣れました。それだけロゴ戦略がしっかりしていたということでしょう。
これが創業時の1971年にシアトルの一号店に掲げられたロゴマークです。
現在のシアトルの一号店ではロゴマークも初代のものを掲げています。
歴代ロゴの紙コップです。
一方スターバックスの店名の由来は創業メンバーのジェリー・ボールドウィンの好きな小説、「白鯨」に出てくる捕鯨船の一等航海士が大のコーヒー好きで名前が「スターバック」(Starbuck)ということからつけたそうです。
シアトルは歴史のある古くからの港町でスターバックスの店名もセイレーンの人魚のロゴマークもピッタリのイメージと言いたいところですが、
実はこのセイレーンはギリシャ神話に登場する双尾の人魚の「セイレーン」のことです。船員を色仕掛けで妖惑して海に引きずり込んで殺すというキャラクターを使うのはけっこう過激です。「セイレーン」は警報の[サイレン]の語源で、出くわしたらすぐに逃げろという意味ですから。
15世紀頃に描かれたsirenセイレーンが1987年までロゴマークに使われました。
ニューヨークのメトロポリタン美術館のセイレーンの銅像の表・裏。
どうやらスタバとしては漁師を色仕掛けで殺す恐ろしい人魚というキャラを徐々に隠してちょっと色っぽい個性的なイメージの人魚に仕立て直したいという思いがあるようです。
だからこんなイラストや、
こんな2021年のアニバーサリーパッケージにも新しいイラストが登場しています。
ただスタバがセイレーンを大事にすればするほどイタズラ好きな連中が出てくるもので、
時節柄マスクセイレーンやら、
前回も紹介して秀作と評価の後ろ姿ので腰の⚓マークが色っぽいセイレーンや、
マクドに通って太ってしまったセイレーンなんかがアップされています。
これもそれだけセイレーンのロゴが愛されているという事でしょうね。
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