EVを日本経済の救世主するために必要な視点1

今日はEVの話です。バブルが弾ける少し前の日本経済は絶好調で経済を牽引するのはすそ野の広い自動車産業でした。 1997年に不景気、温暖化、脱炭素化の中で業界一位のトヨタはハイブリッドに大きく舵を切りました。

業界はトヨタを追従するかに見えましたがワーゲンと日産は一気にEVに進むと宣言し、2008年にはテスラ社が禁じ手のような大量のノートパソコンのバッテリーを並列接続したテスラ・ロードスター0-96km/h加速3.7秒(240V/53kWh)を発売します。
写真はテスラのモデルYで現在の充電バッテリーはPanasonic製。

EVは家電製品のように部品を組み合わせれば誰でもつくれるから2025年には量産車の中心はEVになると誰もが予想しましたが、事はそんな簡単ではなさそうです。
写真はフィアットEV500e。

今のEVが仮に400万円としたらそのうちの200万円以上がリチウムイオン電池代だそうです。EVの発展は次世代の全固体電池を含む電池開発次第という事になります。自前のEV電池を持たない掃除機のダイソンは発売寸前にEV事業から撤退を発表しました。(写真はジェームズダイソン)

EVの未来に向けてSONYとHONDAが手を組みました。車は2025年登場予定。

ボルボEVコンセプト。

2009年設立のアメリカのリヴィアン社のEV多目的車『R1T』。

進化してきたとはいえEVはまだまだガソリン車の総合力には達していません。EVはもっと車の可能性を広げて進化して行かねばなりません。
ここに一枚のラフスケッチがあります。「あったらいいなのものづくり研究所」の考えるEVの進化の方向です。普通サイズの車でも大型車の乗り心地を実現するEVです。

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スケッチへの問い合わせは株式会社プロイド「あったらいいなのものづくり研究所」へメールでどうぞ
attaraina@proid.co.jp
走行中の車のタイア位置より外側のタイア位置を検出してタイアの上下動を制御して実現するアクティブサスペンションを搭載します。ガソリン車で行っていたエンジン出力調整を含んだトラクションコントロールやESCよりも電気制御だけで完結するので構造がシンプルです。

充電インフラ整備、次世代充電池の開発も大切ですが、EVだからできる新しい快適な車の進化のストーリーをつくって、もう一度世界の車市場をリードして日本経済活性化につなげて欲しいです。

 

 

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