北野天満宮の曲水の宴から有斐斎弘道館の手のひらの自然-京菓子展2021へ行きます。私が二十歳代の時からですからもう40年のお付き合いになる奥田充一さんが数年前の曲水の宴の読み人になって、今年の招待状あるけど一緒に行けへん?のお誘いでまずは北野天満宮に来ました。
昨秋と今年春はコロナ過で中止となり、やっとコロナ禍が沈静化したとはいえ今年は小規模開催だそうです。久々の北野天満宮三光門です。今日の曲水の宴はこの左側の道真公ゆかりの別離の庭で行われます。
紅梅殿での白拍子の舞。後に着席されている和装の方は冷泉家の貴実子さん。
例年は男女4組の漢詩と和歌の読み人なのですがコロナ禍で一年の延期開けの今年は2組の参加です。
歌人の一人、濱崎加奈子さん(右)はこの後に伺う有斐斎弘道館の館長。今日は天気が良すぎて焼けるような日差しです。
上手から鳥の形をした酒盃をのせた羽觴(うしょう)を童子が読み手に届けて歌を書き終えた読み人が盃を空けます。
歌の披露も終り本殿にお歌を奉納して今年の曲水の宴はお開きになりました。
北野天満宮からタクシーで「手のひらの自然-京菓子展」の上京区長者町の有斐斎弘道館へ向かいます。
有斐斎弘道館に着きました。
こちらの庭周りにはいつも心洗われる気持ちになります。
今年のお題「徒然草」のお菓子の展示です。
ザっと見た後に今年のお題の菓子と抹茶を頂きました。今年のテーマは兼好法師の「徒然草」ですから茶室の床の間の軸も吉田兼好という事なのでしょうが、これが兼好の直筆と聞いて驚いて写真を撮りました。
言われなくては分かりませんでした。
薄暗い明りで撮影条件は悪いのですがお菓子の写真を撮ります。
和菓子を頂き、抹茶の接待も受けてわずかな時間でしたがサッカーで痛めた足での20年ぶりの正座はかなり堪えました。
現在、有斐斎弘道館を本会場に11月14日まで「京菓子展 手のひらの自然ー徒然草2021」は「旧三井家下鴨別邸」「JR京都伊勢丹」「京都御苑 中立売休憩所」の特設会場で全国から寄せられた和菓子の力作53作品が展示されています。
有斐斎弘道館 (ゆうひさい こうどうかん)
京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1
075-441-6662
10:00~17:00
コメント