生後9ヵ月から4歳まで着用可能なサステナブルな子供服Petit Pil(プチプリ)

これがサステナブルな子供服Petit Pil (プチプリ)です。上下左右にも斜めにも伸びるところはミヤケイッセイが1993年に発表したPLEATS PLEASE の進化版みたいです。

作者は写真のライアン・マリオ・ヤシン(Ryan Mario Yasin)です。拡張する素材とその仕組みを開発し、長期間着用できるキッズウェアをつくることで、増加する衣類の廃棄と環境負荷の低減を目指してプチ・プリ(Petit Pli)を展開しています。

ワンサイズフィットの子供服は別名成長する服とも言います。ライアンがこの服の設計に導入したのは自身の専門分野でもある展開可能な衛星パネルの研究と航空宇宙工学の修士号論文で使用した折り紙の技術で体の成長に合わせてプリーツが伸びる構造を考案しました。

こんなにビョ~ンと伸びる服と言えばバックツーザフューチャー2のマイケルJフォックスの袖が伸び縮みするジャケットを思い出します。やっと時代が映画に追いついたのでしょうか。

説明動画があります。


プチ・プリはコンパクトに収納ができ、家庭用洗濯機で洗えて、防水シェル・防汚コーティングが施された耐久性の高さが特徴です。このアイデアに対して次世代のデザインエンジニアに贈られる英国の「ジェームスダイソン賞」をはじめ、これまで様々な賞を受賞しています。

拡大です。

このモデルの子供はライアンの姪と甥と書いてあります。

ちょっと未来的で動きが活発な保育園や幼稚園児の服に良さそうです。

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今回は久々にファッションデザインのお話しでしたが、デザインと言えば報告があります。3月22日のデザウマで告知していた一次審査を通った京都のクライアントの歯科医がつかう接着剤容器のドイツiFデザイン賞の結果が出て残念ながら受賞できませんでした。今回から審査方法が変わったそうで一次審査で審査員3人の満点合計が500点で一次審査で277点だったのと270点以上が合格とあったのでたのですが、何と最終審査で-20点を入れた悪い奴が居たらしくダメでした。要はそんなギリギリ合格点ではなく確実な合格点を取れるものを出せという事です。クライアントと共に再度挑戦します。

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