今年も京都芸術大学卒展

今年も京都芸術大学の卒展がありました。私が非常勤で教えていた頃の先生方の多くがいらっしゃるしお付き合いもあるので今年も見にいきます。

上終町の大学前のバス停で降りたら。バス停はまだ京都造形芸大のままでした。呼称問題は地裁が京都市立芸大側の敗訴で昨年の高裁でも和解勧告がでて京都芸術大学の名称が認められましたが半年が経ってバス停が前のままというのは何か京都市側の事情があるのでしょうか。

そんなことはともかく卒展に行きます。京都もオミクロンの感染者数が高止まりなので昨年同様に入場は事前の時間登録です。入場制限のサインでしょうか大階段の門が狭められています。

階段はいやなのでEVで上に上がるといつもの青い大傘。久々にじっくり見ました。

最初に人間館ギャルリオーブの大学院修了展を一通り見ます。

手前のトゲトゲは美術工芸領域 染色テキスタイル分野の 周 旭氏のCactiland。

プロダクトデザイン学科の会場に向かいます。右は瓜生山の山道。

一番新しい天望館の奥に左京区と北区の市街地が広がります。肌寒いですが空気が気持ちいいです。

プロダクトデザイン学科にきました。それでは私の勝手な作品チョイスとコメントです。

サブスクの新しいシステム。缶とペットボトルの販売を止めて自販機とドリンクディスペンサーを新しくシェアボトルの姿にした循環型のドリンクサービス。

温かさが選択できます。

量の選択ができます。

環境にやさしいデザイン

 

暮らしを豊かにする座って休める家具と歌えるスタンド照明。
ちょっとびっくりするイスですが意外と落ち着けそうです。

イスの機能を持った収納棚とマイクの機能を持った照明器具と言うのが楽しいです。

マイクになるスタンド照明。

漫才をやるかどうかは別にしてカラオケマイクならスポットライトを浴びて楽しそうです。

 

好きな靴が履ける義足の提案。義足の人は靴を選ぶ自由がないというのは知りませんでした。

シューキーパーのようなスライド調整と足入れの楽な屈曲するつま先構造の義足で市販の靴が履けます。

 

途中失明者のための点字のように色を読み取る考察。

どこまで健常者の見るものと同じ認識できるのか難しさは有りますが新しい可能性のある研究です。

 

新しいジュースパッケージで、何味のジュースなのかを形と表面模様で表現するパッケージ。余計な文字情報を減らそうという視点も新鮮です。自然回帰型の環境に優しい素材で展開します。

私の居た最後の頃からスタイリングやアイデア主体からデザインの研究考察の方へと変わって来ているようです。

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