メトロポリタン美術館からジャンジャン横丁

私はニューヨークには何度も行っていて自然史博物館にもMOMAにも行っているのにメトロポリタン美術館には行ったことがありませんでした。

先日コロナ禍が落ち着いたのでデザウマニューヨーク特派員のつゆこさんが久々にコロナ明けのメトロポリタン美術館に大好きなカラバッジョ(ミケランジェロ)を見に行こうとしたら何と、

15世紀初期ルネサンスから19世紀のポスト印象派までの主要絵画65点がごっそり東京と大阪へ出稼ぎに行って見られずで「私のカラバッジョ」を返せ~~!とボヤいていました。私にもピカソのゲルニカで同じ事がパリとMYCでありました。という事で天王寺の大阪市立美術館でメトロポリタン美術館展が開催中なので行きます。

入り口を入ったホールでは早速カラバッジョ(ミケランジェロ)の《音楽家たち》がお出迎え。この絵が今回のキュレーターが選んだメインアートです。

この時代の絵画をじっくり見るのは25才の時のルーブル美術館以来です。私の好きなレンブラント、 フェルメール、ルーベンス、ベラスケス、クールベ、マネ、モネ、ルノワール、セザンヌをまとめて見られた至福の時間でした。NYCでもルーブルでもフラッシュはダメですが普通に写真やイーゼルを持ち込んで写生がOKなのに日本の美術館はなぜか全部禁止なので館内写真はありません。

美術館を出ると曇り空の夕方です。どこか近くで美味しいものをと新世界の方に下って行くと、

ジャンジャン横丁に入ります。人類文化の幅広さを感じます。私の大阪市立工芸時代の同級生がこの山王町にいたのでこの界隈は昔から知っています。当時に比べたら別世界のように綺麗です。と思ったら….

青く塗装した頑丈そうな土留めの矢板にこんな強烈な文字があります。昔から侮れないこの街です。

本当は今日行きたかった年中無休のはずの串カツの八重勝が休んでいます。

セカンドチョイスの串カツのてんぐに入ります。ここは海老カツが大きいので有名です。

地元のおじさんからおじいさんが多いです。

カウンターで久々に生ビールです。

厨房をとり囲む広いカウンターの店です。

大阪名物熱々の甘味噌のどて焼きは冷たいビールにピッタリです。

初回注文の串カツが来ました。手前がタコで次がアスパラ、ししとう、レンコン、トンカツ。揚げたてをステンレスバットで出されますが落ちた揚げ油が結構な量です。

タコです。ここの串カツはチラッと中身を見せる揚げ方でなかなかイイです。

これは見るからにレンコンです。自分で一度ソースにドボンするから表面がサッと冷えて火傷をせずに食べられます。

手前がシイタケでその次は忘れました。

向かいの方々はいい感じに出来上がってきました。

手前が海老二つと奥が牡蠣です。

ラストに私は卵を頂きます。半熟でトロッとしたのを期待したのですが残念。

店を出る時には表にソーシャルディスタンスな行列ができていました。

この後何十年ぶりかで通天閣に上がって、昭和な喫茶店でパフェを食べて、通天閣通りを地下鉄恵美須町駅に向かって帰ります。

メトロポリタンから飛田新地を横に見ながらジャンジャン横丁から通天閣へ、なかなか美しくて美味しくて楽しかったです。

串かつ居酒屋 てんぐ

大阪市浪速区恵美須東3-4-12

06-6641-3577

10:30~21:00

定休月曜

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