免疫介在性溶解性貧血

先日本当に見えてないの?でデザウマデビューしたばかりの盲目のレ二ちゃんが免疫介在性溶解性貧血で突然に虹の橋を渡ってしまいました。
つい1週間前は姐さんネコのモーちゃんのおやつを横取りするぐらい元気だった妹分のレ二ちゃんでしたが、2日間食慾が無い日があってウンチも滞っていたのですがお腹が張っている感じは無くてカリカリも水も一応はとっていたので様子を見ていました。
モーちゃんのおやつを横取りするレ二ちゃん。

やはり便秘で元気がないのかもと3日目に病院で診てもらったところ、重度の貧血でいつどうなってもおかしくない状態と言われ、茫然としました。診断は「免疫介在性溶解性貧血」。体内に侵入するウイルスや細菌などの外敵を攻撃する自己免疫システムが自分の赤血球を攻撃し、破壊してしまう恐い病気です。
目が見えないのにカーテンレールの上で「レ二!どこに登ってるの!」と名前を呼ばれて立ち止まるレ二ちゃん。

出窓で日向ぼっこのモーちゃんとレ二ちゃん。

この病気の原因は不明なことが多く、猫よりも犬の方が発症しやすくて進行が早い怖い病気です。抱っこしたら体重が軽くなったかなとか、食事量が減ったかなと思ったら口を開けてみて歯茎が白っぽかったらこの病気の可能性があると言います。
お腹の上の爪切り後のレ二ちゃん。
血小板が激減しているので輸血の段取りも考えながら先に抗生剤とステロイド剤の注射をしました。この薬剤が効いたと確認できるまで3日はかかるそうですが翌朝息を引き取りました。
人間にも同じような病気があり、難病指定されている珍しい病いです。早期に発見できていたら治療もできたかもしれないと思うと、自分の力不足が悔やまれますが後悔をし始めるときりがないので、レ二ちゃんが眼の障害をものともせず寿命まで精一杯頑張ったと褒めてあげることにしたいと思います。
僅か3か月の付き合いで、ヘレンケラーからヘレンと名付けられ、私らが呼び難いとヘレンの愛称でレ二にして、やっと呼んだら反応するようになった矢先のことでした。

先住預かりのモー姉さんに対しても最初のフー!シャー!が嘘ののように仲良しになったのに残念です。モーちゃんも今は元気がありません。野良出身の全盲の1才と少しの人生でしたが最後は少しは楽しい暮らしではなかったかと思います。

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